20歳になったら「国民年金」

満20歳を迎えられた皆さん、ご成人おめでとうございます。成人すると、さまざまな権利とともに義務も生まれます。国民年金に加入することもその一つです。
国民年金は、日本に住んでいる20歳から60歳までのすべての人が加入します。やがて誰にも訪れる老後の所得保障だけでなく、障害や死亡といった不慮の事故などで私たちの生活の安定が損なわれることのないよう、みんなで前もって保険料を出し合いお互いを支え合う制度です。また、将来受け取る年金の3分の1(将来は2分の1)を国が補助するので、現在20歳の人も平均的に長生きすれば、納付した額の17. 倍以上が受け取れます。賃金や物価の変動に合わせ、年金額が改定
されるので安心です。
ただし、加入の届出や保険料の納め忘れがあると、年金を受けられないことがあります。「あのときに・・・」と後悔する前に必ず国民年金に加入し、成人としての第一歩を踏み出しましょう。
なお、学生や収入が少なく保険料の納付が困難な人は、「学生納付特例」や「若年者納付猶予」など、保険料の支払いを猶予する制度がありますので、国民年金の加入手続きと併せて申請してください。
※20歳前に就職し厚生年金等に加入している人は、国民年金の第2号被保険者となっているため、手続きは不要です。

 

学生納付特例制度

学生本人の前年所得が一定基準以下の場合、申請し承認を受ければ在学期間中の保険料が免除される制度です。(申請は毎年度必要です。)
平成14年4月から夜間部・定時制課程・通信製課程の学生も対象となりました。

特例を受けた場合の取扱について

  • 資格期間(25年)に含まれますが、その期間は年金額に反映されません。

保険料の追納について

  • 特例を受けた期間の保険料を後で納める場合は、10年前までさかのぼって納めることができます。(2年を過ぎると加算額がつきます。)
  • 追納すると、将来の年金額は通常に戻ります。

年金に関する詳しい情報はこちらへ (日本年金機構)

日本年金機構高梁年金事務所 0866-21-0572